12月31日(木)

    成都の街を地図を見ることも無く、迷子になったかのように、歩いた。

    きっと、一度来たところには、二度と戻ってくることは、無いだろうと。

    なんて、ことは無く、何回、同じ所に出てくるねん!
    この通り、3回目。

    成都の街は、5年前に比べると、工事中の所が少なくなりました。

    まぁ、でも多いけど。

    外資系のビルが、わんさか建設中です。

    繁華街も変貌を遂げたようにも見える。

    ここは、歩行者天国となっている通りは、まるで、心斎橋が広くなった感じ。

    ゴチャゴチャしてるのに、道が広い。

    何か、記念に買い物でもしようと思い。百貨店へ入る。

    カバンと財布が欲しい。

    もちろん、日本で使う用として。

    しかし、いいなと思ったものは、どこの国でも高いです。

    しょうがないので、440元の財布を購入。カバンは、諦めた。


    成都の街は、なにもビルばかりが、建設中なわけではなく、人が住むマンションも建設中だ。

    これが、また皆、高層建築で。いったいどうなるのだろう?

    そんなマンションの下には、いつもどおりに市場や商店が、あったりもして、威勢の良い、声が飛び交ってもいた。

    肉屋は、豪快に豚肉の塊を、釣り針が太くなったような、デカイ針で、肉を刺し吊るして売っている。

    鶏肉は、毛がむしり取られて、裸にされ、寒そうに横たわっていたり。

    そんな中国の肉の売り方は、俺はすごく好きなんです。

    物を食べると言う事は、何か、生命を殺して、自分の命をつないでることを、すごく感じることが出来るから。
    それを理解することが出来るから。

    リヤカーに野菜や果物を入れて、売っている人たちもいます。

    そのうち、こういうことをする人は、すごく少なくなるんでしょうね。

    スーパーも結構、あります。

    中国語でスーパーは(超市)と書くんですよ。

    古い家屋もほとんど見なくなった成都の街。

    中国の都会に来ると、いつも思う。

    そんなに急いで何処行くのと。

    急がなくて良いのにと。。。。

    たいがい歩いたので、宿へ戻り休憩。

    ベッドの上に、スーパーで買った、お土産などを置き、それを見ながらネスレの缶コーヒーを飲む。

    「甘っ!」


    そして、日も暮れた午後6時過ぎ、部屋を出て、向かった先は、天府広場。

    白い毛沢東の像が建っている前にある、大きな広場だ。

    「今日は、大晦日だ。何かやってるに違いない。」と、来てみましたが、何もやっていない。

    準備もしていないので、きっと何もないのだろう。

    そういや、クリスマスも何だか、盛り上がってなかったし。

    昼間は、人が多かった天府広場ですが、夜は、人もまばらでした。

    2010年元旦と書いた、モニュメントもあったりしたので、けっこう盛り上がってるのかと思いましたが。。。


    さてと、晩御飯へ行きましょう。

    最後の夜の晩御飯は、マクドかケンタッキーへ行ってみたいと思います。

    天府広場の側に、マクドがありますが、もうちょっと歩いてみたい。

    途中に、どっちかあれば、そこへ行こう。

    どっちが、先に見つかるのでしょう?

    あっ、ありました、発見です。ケンタッキー。

    と言う事で、最後の食事は、ケンタッキーです。

    けっこう、店内は込み合ってますが、日本ほど、席の間隔が狭くないので、ゆっくりとできる。

    日本と同じようにカウンターへ行き、注文。

    セットもありますが、単品で、何とかバーガーとフライドチキン、それにコーラを注文。

    しょぼいくせに、値段は、高い。26元(400円)くらいしたような?


    一人席に着く。

    店内を見渡すが、家族連れが多い。

    それと、暖房が効きすぎていて、暑い。

    味は、予想通り、こんなもんでしたが、日本では、滅多に行かない、ファーストフード店の雰囲気を
    味わいたかったので、まぁ、良かったです。

    部屋へ戻り、日記も書かずに、白酒のお湯割りを飲みながら、北京で行われている、カウントダウン ライブを見ていた。

    なんか盛り上がってるやん、北京。なんて思い、観ていました。


    あー、明日、帰国なんや。

    今日は、大晦日。明日は、新年。

    なんか、今年の大晦日は、単なる明日になるだけの気分だ。

    いろいろと、区切りをつけたがる、年末年始ですが、単に、明日になるだけの方が、俺には向いているようです。