12月30日(水)
いよいよ旅も終盤。
今から、バスで、成都に戻ります。
俺の康定滞在は、いったい何だったんだろうか?
塔公へ行けなかったことで、全てが無駄になった気もしますが、きっと、この2泊3日には、意味があったのだと、思い込みたい。
さてさて、リュックを背負って、バスターミナルへと歩いていると、ドライバー達が、「何処へ行くんだ?」と声を掛けてきます。
「成都(チェンドゥ)」と言うと、そうかって感じで、再見。
そんな中、食堂のおばちゃんにも声を掛けられたので、朝ごはんでも食べましょう。
今日の朝食は、肉まん。(10元だったような)
美味しいのですが、同じ物が、8個は、ちょっとしんどい。でも完食しました。
バスターミナルに着き、リュックをバスの下部の荷物入れに入れる。
チケットに書かれた番号の2番の席に座る。
ほぼ時間通りに、バスは、出発。
バイバイ、ダルツェンド(康定)。
康定〜成都間の道路は、初めて訪れた、6年前にも工事をしていたが、今もどこかで工事をしている。
何か出来るんでしょうね。
大規模な工事も行われているし。
車窓からの景色は、山が見える。
なんて、名前の山なんでしょうか?
二朗山トンネルを抜けると、中華文化圏に入ります。
途中、トイレ休憩もあり、僕も5角払って、トイレに入って、用をたす。
かなり覚悟して、足を踏み入れましたが、このトイレは、川から水を引いていたので、常に水が流れている状態なので、とてもキレイで、すがすがしい感じさえした。
こんなキレイな公衆トイレ、初めてだ。
この先の大きな町に向かうまで、小豆色と灰色と白色との調和の取れた、民家が建ち並んでいる。
年の瀬だからでしょうか?
茹でられた、大きな豚が、横たわっている光景を何度か目撃した。
きっと、集落単位で集まって、食べるんでしょうね。
行きに、昼休憩で止まった、街全体が修理屋みたいな街を通り過ぎ、成都まで、あと3時間くらい。
って、ところで、昼休憩。
小さな食堂が2軒あります。
僕は、そこの売店で、カップラーメン(5元)を買って、食べる。
きっと、忘れているかもしれませんが、所持金が少ないのです。
こんな風にカップラーメンを食べている人たちや、10元の盆飯(定食みたいな食事)を食べている人もいます。
さぁ、後は一気に成都へと、バスは走り出す。
成都の街に入ると、交通渋滞に巻き込まれる。
都会は、どこも一緒です。
成都の街は、道路が6車線くらいあるのですが、車も多い。
途中、女性が、家が近いから、ここで降ろしてと、運転手に言うが、却下されていた。
そして出発から、約7時間、成都の新南門バスターミナルに到着した。
リュックを背負った僕は、さっそく中国銀行へと向かった。
両替も済まし、宿も決まったので、さっそく、街を歩く。
目的は、ネットと夕食。
成都の街は、5年前に来たときには、メチャクチャ歩いたのですが、街が、変わりすぎていて、思い出すことも出来ない。
5年前の地図を持っては来ているが、見る気もしない。
ある程度の記憶を頼りに、歩き出した。
大通りは、ほとんど覚えてないけど、脇道へ行くと、見覚えのある通りに出た。
そんな食堂やらが、軒を連ねる通りを歩くと、あれ?ここは。
3日前にネットをした所にでた。
ここでいいかと、薄暗い階段を上がる。
壁には、アニメのキャラクターなどが、描かれている。
店内は、とても広く、100台くらいは、PCが置いてあるのでしょうか?
ほぼ満席。
20元のデポジットを払い、カードを渡され、席に着く。
客は、皆ゲームに夢中だ。なんだか取り憑かれた様に、画面を見入っている。
そのため、店内は、とても静かです。
カードに書かれている、パスワードを入力して、やっとネットができる。
中国は、ネットの閲覧には、かなり規制が厳しく、ヤフーのインターネットメールは、出来たけど、俺のホームページや友達のブログも見ることが、できなかった。
ネットも早々に済まし、さぁ!夕食へ。
何処、行こうかな。
ファーストフード店もいっぱいあります。
ケンタッキーにマクドナルド。
でも今日は、食堂へ行こう。
小さな食堂へ入り、店の前に並んでいるおかずを2品注文。
豚肉の角煮と里芋と鶏肉を炊いた物とご飯。(21元)
うーん、今夜も贅沢だ。
豚の角煮は、山椒の実も入っていて、美味しい。
これは、食べたかった料理なので、満足だ。しかも、いっぱい食べられるので、嬉しいです。
里芋と鶏肉の炊いたんは、里芋がトロトロで、美味しい。
里芋って、こんなに美味しかったっけ!
鶏肉は、せせりが入っている。これも、柔らかくて、美味しい。
2品、頼んだだけあって、量が、多いが、25分かけて、完食です。
明日は、いよいよ最終日。
成都の街を歩きます。
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