12月23日(水)

    日本から持ってきていたコーヒーを飲みながら、シャパレ(チベットの肉が入ったパン)を食べる(2元)。

    これが、本日の昼食となった。


    そして、カメラを手にとり、「さぁ行こうか!」と一人、気合を入れる。

    今回の旅のメインでもある、バルコル周辺のチベット旧市街へ。
    オリンパスOM-2とローライ35Tには、モノクロフィルムが入っている。

    チベット式の家屋が密集し、通りは、店が並び、迷路のような旧市街。

    穀物、野菜、服屋、人通りが多く、声が飛び交い、活気に溢れている。
    「んーん!やっぱ、これやで!」


    カシャ!カシャ!


    相変わらず、冷たい視線は浴びますが、あまり気にしない。
    こっちも、必死だ。

    しかし、商店街を抜け、住宅街へ行くと、注目を浴びすぎで、視線に恐怖を覚えた。
    さすがに、恐いと、感じた。

    住宅街の通りでは、子供達が、爆竹を鳴らして、遊んでいる。
    この状況の中、なかなか、ややこしい遊びだ。

    この遊びが流行っているのか?
    その後も何回か見ましたが、やっぱり、ややこしい遊びだ。


    カシャ!カシャ!



    商店街では、チベット人少女3人が、俺に興味を持って、近づいてきてくれました。

    ガイドブックを見せたり、ケータイを見せたりして、日本人ってことを分かってくれて、楽しいひと時を過ごせました。
    ありがとう。

    でも、ケータイでしか、写真は撮らせてもらえませんでした。

    そんな感じで、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりと、夕方まで歩き回った。

    バルコル周辺を歩き回り、疲れました。

    ふと、今日の夕食は、何にしようか?と思い、
    急に、チャーハン(炒飯)が、食べたくなった。
    あっ、餃子も食べたいな。

    チベットは、中国領なので、ラサにも中華食堂は、たくさんあります。

    僕は、北京東路沿いにある、中華食堂へ。

    店内は、簡素なテーブルとイスが置かれ、壁には、メニューが書いてある。

    席に着くと、店員が、コップに薄いお茶を注いでくれる。
    そして、目の前には、やかんが、ドンとおかれた。

    後は、勝手にどうぞって感じです。

    壁に書いてある、メニューを見て、普通の炒飯ではなく、回鍋肉(ホイコーロー)炒飯を注文。
    それと、蒸し餃子。


    お茶を飲みながら、タバコを吸う。


    最初にやってきたのは、回鍋肉炒飯。


    タバコを床に捨てる。


    思っていたより、肉が少ない。それと、思ってた以上に、脂っこい。


    アカン。
    不味くはないけど、脂っこすぎる。全部、食べられるでしょうか?

    遅れてやってきたのは、蒸し餃子。

    んっ!でかい!
    何個、入ってんねん、量が多い。点心の蒸し餃子を想像していたが、これは、多い。

    しまった。
    絶対に、全部、食べられへん。

    ゆっくりと、回鍋肉炒飯を食べるが、もういらん。
    脂っこすぎる。ギトギトやん。

    続いて、一つずつ、噛みしめるように、餃子を食べる。
    3つぐらいで、諦めかけたが、がんばって半分は、食べました。

    結局、どっちも半分くらいしか、食べられませんでした。
    あーもったいない。と自分で言う。

    もって帰ったりなんて、出来るんでしょうか?

    金額も20元と高くなってしまった。
    なんか、損した気分だ。


    明日は、ヤムドク湖とギャンツェへ。