12月20日(日)

    早朝6時に、Sim'sゲストハウスを出発。
    空港まで行く、車の手配も今回のラサ行きの料金に含まれています。

    早朝の成都の天気は、霧です。

    空港に着くと、チェックイン カウンターには、すでに長蛇の列。
    並ぼ。並ぼ。

    さらに、手荷物検査も長蛇の列。

    僕の前は、チベット人の団体さん。
    なんか、独特の懐かしい臭いがしてきます。
    ヤクの乳が、発酵したような、この臭い。

    やっと、出発ゲートへ着くと、すでに30分前。

    本日のラサ行きの飛行機は、かなりの濃霧のため、50分遅れの出発。
    その間に、機内食も出ました。
    機内食は、お粥と果物など。

    そして、飛行機は、やっと出発し、霧の空を抜けると、そこには、360度見渡せる、雲海が広がり、雲海を突き抜ける、大陸が見える。
    大地は白く、いくつもの鋭い頂を持った、山々が連なっている。
    これが、チベットの大地だ。

    こんな、すばらしく綺麗な景色を見たのは、初めてで、思わずカメラを取り出し、シャッターを切る。あかん、止まりません。

    きっと、後から見ると、同じような景色ばっかり、撮っているのだと思います。

    いやー、飛行機で行くことにして、良かった。
    メッチャ、いい景色が、見れました。

    そろそろ、ラサに到着します。


    ラサの空港(クンガ空港)は、閑散としていた。
    肌色の大地の間に、滑走路が2本あるだけ。
    なかなか、殺風景です。

    リュックを背負って、空港を出た。
    「ガイドは、どこだ?」と探すが、顔も名前もしらないので、どうしょうもない。

    太陽の光が、ギラギラ。
    さすが、太陽に近い街(標高3,650m)だけあって、日差しはキツイ。
    冬だから、寒いですが、光が当たれば、まぁ暖かい。

    遠巻きに人が群がっているので、行ってみると、僕の名前を呼ぶ声が。

    眼鏡を掛けた、真面目そうな、男。

    彼が、ラサ滞在中の僕のガイドだ。
    運転手は、無口な、おじさん。
    2人とも、チベット人です。

    車に乗り、ラサの街を目指す。
    空港から、ラサの街までは、約1時間。

    乾いた色をした、肌色の山肌と大地に、川が流れている。

    高速道路のような、道路が出来ていたり、大きな橋が出来ていたりと、
    郊外の変わりように、驚いていましたが、街に近づくにつれて、驚きは、さらに大きくなる。

    街の外れには、日本やアメリカなどの車の会社や、大きなショッピングセンターらしき建物など。
    ラサ郊外は、中国の省都の一つとして、発展している感じだ。

    車は、街に入り、チベットの象徴である、ポタラ宮が見えた。

    僕は、嬉しさと興奮が、混ざり合い、おもわず、叫んでしまった。
    そして、ジョカンを見たときには、もっと、叫んでしまった。
    運転手とガイドとも、一緒になって、この感動を分かち合った。

    「5年ぶりに、戻ってきましたね。ラサに。」