空路でカトマンドゥへ

    早朝、目が覚め、窓のカーテンを開けると、マチャプチャレとアンナプルナの頂き付近が、わずかに見える。
    ポカラの宿は、停電になることもなかったので、好きな時間にお湯が湧かせ、コーヒーが飲めたので、それがすごく良かったです。

    今日は、ポカラ最終日。
    たった2泊3日のポカラ滞在は、あっと言う間でした。
    せめて、もう1日あれば、旅の休日なんて、出来たんですが。。。

    昼の12時には、空港へ行かなければならないので、俺のポカラ滞在は、あと4時間ほど。
    最初は、往復バスにするつもりだったが、さすがに時間の無駄だと感じたので、飛行機にすることにした。
    ネパールの国内線に乗るのも、初めてだし、少し楽しみだ。

    朝食を食べに、レイクサイドの通りをブラブラと。
    祭りの後と言う言葉が、ピッタリ合うくらい、閑散としている。
    通りにいる、多くの人は、ゴミをかき集め、後片付けをしたり、朝の屋台の人は、出店の準備に忙しい。

    それにしても足が痛い。
    この靴を履いて歩くと、激痛が走る。


    足が痛いと言いながらも、通りの端の方まで、来ていた。
    この辺のカフェで、朝食にしよう。
    ネパールでの旅は、だいたいカフェで、朝食を摂ることが多かった。
    特に用事がない時は、朝はゆっくりとしたいです。

    カフェの2階へ行き、席に着く。
    ここから見る通りは、電線が何本も張り巡らせれていて、かなり目立つ。
    視界の邪魔してます。

    2台のフレッシュ果物ジュースの屋台には、オレンジなどの果物が積み上げられている。
    数分後には、3台の屋台が並ぶ光景へと変わった。
    同じ種類の店が、3つも並んでいる。

    そんな光景を眺めていること数分。
    朝食が、やってきました。
    トーストとフライドエッグに、トマト、ピーマン、ジャガイモの炒め物。それに生野菜。
    もちろん、ミルクティー付き。
    野菜の炒め物が絶品で、思わず、美味しいと声に出してしまったほど。


    食後は、やっぱり靴を買おうと思い、トレッキング用品などを扱う店へ。
    そこでスニーカーを購入。
    履いていた靴は、持って帰ることにする。
    これで、足がとても楽になった。

    午前11時に部屋に戻って来た。
    昨日から干している洗濯物は、まだ乾いていない。
    今朝、出かける時に、部屋からベランダに、移したが、いまだ乾いてないなんて!
    うーん、どうしようか?
    そろそろ、荷造りを始めたいのに。
    まあ、後2時間後くらいには、カトマンドゥに着いていると思うので、湿った服を取り込み、リュックへしまう。

    ポカラの空港には、タクシーで行き、12時に着いた。
    もう30分ほど、遅くても問題なかったな。
    チェックインを済まし、待合所のイスに座って、ボケッとしている。
    お土産屋が1軒だけあるが、特に欲しいものは無い。
    ガラーンとした空港の待合所では、中国人団体旅行者が、でかい声で会話している。

    そんな、馬鹿でかい声を出さなくても、聞こえるやろ!
    周りが、迷惑なんです。
    なんで、中国人が群れると、こんなにウルサイねん!
    あー!うるさいと、イヤホンで聞いている音楽のボリュームを上げる。


    案内の放送があり、周りの人たちが動き出した。
    待合所のドアが開き、滑走路に停車している、小さな飛行機に案内される。
    30人ほどしか乗れない、イエティ航空の小さな飛行機に乗り込んだ。
    席は、自由だったような?
    俺は、右側に座ったが、これが大誤算だった。
    左側に座っていれば、雄大なヒマラヤの姿が、見られる。

    チラッとしか見られへんかった。

    15分遅れで、出発した飛行機は、あっと言う間に、カトマンドゥの空港へ。
    カトマンドゥの空が、灰色だったのが印象的でした。
    荷物を受け取り、すぐにタクシーに乗って、タメルへと向かう。
    車内から、カトマンドゥの街を見ていると、また喧噪の中に、戻って来たなと、意味不明に気合いが入る。

    タメルに到着。
    宿は、前回と同じ、Shree Tibet Guest Houseだが、部屋は、通りに面した前回よりも狭い部屋。
    もう移動も無く、ここに3泊するので、1泊=600Rsを500Rsにしてもらった。

    時刻は、もう4時前だ。
    かなり遅いが、昼食に行こう。