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ナガルコットへ
ナガルコット行きのツーリストバス乗り場は、タメルの北側にある学校などがある広場の奥にあった。
壁際には、生ゴミなどが積まれていたり、また散乱したりして、異臭が漂う。
ゴミの側には、この時期には、珍しく、ハエが集っていて、季節感さえ狂わせる。
出発の時間まで、あと15分ほどあるが、外に居ても臭いだけなので、バスに乗り込んだ。
運転手の助手のような青年が、今日、このバスでナガルコットへ行くのは、あなただけだと言う。
そんなことは、無いだろう。
日本じゃ、あるまいし、そんなもったいない事するわけがないと。
やがて、出発時間の1時30分となり、バスはナガルコットへ向けて、走り出した。
たった一人の乗客を乗せて。
ほんまに、俺だけなんや。
車窓から、カトマンドゥの街を眺める。
こんな風に、街を眺めるのは、ネパールでは、初めてのような気がする。
7年前も見たかもしれないが、覚えていない。
覚えているのは、景色があまり見えない、小さな乗り物での移動を数回した程度だ。
大きな広場の周りの道路は、車が多く、渋滞していた。
太陽の日差しが、車内に降り注ぎ、少しだけ暑い。
道行く人は、帽子をかぶっている人が多い。
しかも、お下げが着いた、毛糸の帽子をかぶっています。
青年もオッサンもかぶっているところをみると、これが流行っているのでしょう。
バクタプルと言う街を過ぎると、バスは快調に走り出し、やがて郊外へと出て、坂道を標高を上げながら走っています。
景色がキレイです。
畑の中に、家屋が点在して、ネパールの農村風景が広がっている。
そして、出発してから約1時間半後、ようこそナガルコットへと書いてある看板を通り過ぎ、
バスは、ツーリスト・バススタンドに止まった。
着いたー!ナガルコット!
ナガルコットのツーリストバス乗り場は、バスが2台ほど停まれそうな、狭い場所だった。
「うーん!着いた。空がキレイだ。」
ナガルコットへ着いて、まずやることは、宿探しだ。
しかし、これは、アッサリと決まった。
ナガルコットは、カトマンドゥから、もっとも近い、ヒマラヤが見渡せる景勝地。
そのため国内外から、観光客が訪れる観光地なので、宿の相場も高い。
俺も、ここでの予算は、高めに設定してある。
こういう所では、ケチっても良い事無いので、お金を使おうと思います。
ツーリストバス乗り場の目の前には、カトマンドゥで、俺をピックアップした兄ちゃんに紹介されたホテル
『Mountain Resort Hotel』がありました。
最近出来た感じのようなキレイな外観のホテルだ。
確か、1泊=US15ドルだと言っていたので、部屋を見せてもらうことにした。
宿のスタッフの兄ちゃんが、俺を部屋に案内してくれた。
扉を開けると、感じの良い部屋とバルコニー。そして、その先には、ヒマラヤが見えた。
「おー!これは、良い。これが、見たかったのだ、俺は。」
もっと、ヒマラヤを近くに感じる事が出来ると思ってたのですが、案外、遠くに見えます。
それでもヒマラヤ、ビューティフォーです。
宿のオーナーも登場し、ここは、1泊=US20ドルだと言う。
そこで、ディスカウントの交渉をしてみたところ、1,500Rsなら、OKだと言うが、
俺が、カトマンドゥの兄ちゃんが、US15ドル(約1,250Rs)でOKだと言う事を言うと、
しょうがないって感じで、US15ドルで泊まれることとなった。
ちなみに電気は、現在、計画停電のため使えないらしい。
夜の6時には、電気は使えると言っていたが。。。
宿も決まったし、これから日が暮れるまで、ナガルコットをカメラぶら下げ、散策してみたいと思います。