朝起きて、昨晩に買っておいた牛乳を飲み終え、8時半頃に宿を出た。
    今日は、これから西安観光最大の目玉である、兵馬俑へ行きます。
    天気は、曇りで、昨日と違って、少し肌寒い。

    兵馬俑行きのバスが、西安駅から出ているので、駅へ向かおうと思います。
    昨日と同じ朝食を食べながら、西大街へ。
    大通りには、バス停が、いくつもあるので、「火車站⇔西門」と書かれた市バス(1元)に乗り込んだ。
    駅に向かってると、思いきや、「なんかここ、昨日歩いたところや。」

    しまった!間違えた。このバスは、火車站から西門へ行くのか!
    西門を過ぎたあたりで、下車。

    今度は、「西門⇔站(北門)」のバスに乗った。
    このまま乗っていれば、駅へ着くのですが、北門(安遠門)も見ておきたかったので、北門で下車。

    こっから、駅まで、城壁沿いに1kmほど歩くはめに。
    結局、宿を出てから、駅に着くまで、45分も掛かってしまった。

    城壁の外側にある、西安駅は、とても大きな駅です。

    駅近くでは、客引きが、「ピンマーヨー(兵馬俑)」と声を張り上げて、一日ツアーの呼び込みに励んでいます。
    そんなんは、無視して、駅の東側にある、兵馬俑行きのバス「游5」の乗り場へ。

    西安駅前にて
    秦始皇兵馬俑博物館のチケット

    しかし、中国の休日と重なってるってこともあり、兵馬俑が、人気の観光地ってのもあり、バス乗り場は、
    ほんまに長蛇の列を成していた。
    「すごい!メッチャ並んでるやん。」

    割り込みをしようとして、見つかった人が、係の人から、ちゃんと並べ!と怒られてます。
    車の運転やマナーなど、ほんま、この国の人は、自分勝手な人が、多すぎます。
    公共の場で携帯電話で話をする時は、もっと小さな声で、話せと言いたい。

    モラルよりも、テクノロジーの方が、先に発達してしまった結果でしょうか?

    この長蛇の列に並ぶ事、30分。やっとバスに乗れました。料金は、7元。
    やっとバスに乗れたは、いいが、今度は、渋滞が待っていた。
    確か、20分ほどで、東線ルートの観光スポットが集中するエリアに着く。
    とガイドブックには、書いてあったが、そこに着くまでに、1時間もかかった。

    バスの窓からしか、見てませんが、華清池なんか、ものすごい人の数です。
    さらに約30分ほど、バスに揺られ、やっと、兵馬俑の駐車場近くでバスは止まり、下車。

    さあ、やっと着きました。
    西安観光、最大の目玉である、秦始皇兵馬俑博物館に。

    その前に、お腹がすいたから、ご飯を食べよう。

    チケット売り場へ向かう。
    周りは、お土産売り場やファーストフードの店がある。
    地上は、歴史を全く感じさせません。


    チケット売り場には、すでに人が多すぎるくらいいて、列があるのか、ないのか、ゴチャゴチャです。
    入場料は、110元(約1500円)これは、高い。

    さあ行こうと、ゲートをくぐる。

    のんびりとした遊歩道をしばらく歩いて、やっと兵馬俑がある建物へ。

    まず俺が行ったのは、文物陳列庁。
    ここには、出土された物が、展示されていて、また解説もあります。
    が!しかし!
    あまりにも人が多くて、まともに見られません。

    やっとのことで前に行き、銅馬車の写真をケータイで撮った。

    そして人の流れに着いて歩いていると、建物の外へ。
    再入場は、出来ない。しまった。
    まあ、あの人ごみでは、何も見られない。

    次に向かったのは、2号坑。
    初めて見る兵馬俑に、気持ちが、高ぶって来た。メッチャ楽しみです。

    中へ入ると、薄暗くて、良く見えません。
    何となく人の形をした物が、横たわっているのが確認できますが、肉眼ではっきり見るのは、距離も離れていて、結構つらい状況。
    兵馬俑の写真を撮ってやろう!と意気込んでましたが、この暗さ、フィルムじゃ無理。
    ここは、絶対にデジカメだ。


    俺が持っているデジカメと言えば、ケータイカメラしかない。
    しゃーないので、これでバンバン撮ってますが、ブレる。

    やっとご対面できた兵馬俑ですが、あまり感慨深い気持ちが、わいてきません。

    続いては、3号坑。
    ここは、規模が一番小さいですが、その分、近くで見る事ができたので、良かったです。
    今にも動き出しそうな兵隊達。しかし、首が無い兵馬俑は、ちょっと不気味です。

    3号坑を出て、1号坑へ行くときには、外は雨が降っていた。
    あーあ、傘持って来てないのに。

    降りしきる雨を遮る事は出来ず、濡れながらやっと着いた、1号坑。

    しかし、雨が降っているので、人々が建物の中へ集まり、うんざりするくらいの人の数だ。
    メインである、兵馬俑は、近いが、人垣が出来ていて、なかなか、前へ行けない。

    人を掻き分けて、やっと前へ。


    目の前に広がっている、光景は、圧巻だった。
    列をなした兵隊達が、こっちを向いている。約2000体あるそうです。

    2号坑よりも暗くはないが、やはり、もうちょっとだけ近寄りたい。

    左右からも見てみたいが、この身動きが取りにくい中で、進むのは、時間が掛かりそうだったので、正面から左側だけ行きました。


    4時頃、西安駅に戻ってきましたが、さらに雨脚は、強くなっている。
    駅の中へ入り、ノートとペンを持って、チケット売り場へ行き、
    「明天、天水、一个人」と書いて、明日の天水行きのチケットを買った。

    西安。たった2日間だけで、駆け足でしたが、それなりに楽しめました。