小雁塔から、南門(永寧門)へは、タクシーで移動した。
    料金は、8元でしたが、小銭が7元しかなく、1元まけてもらいました。

    城壁の入場料は、40元(約580円)と高い。
    ほんと観光地の入場料は、めちゃめちゃ高いと思います。

    この城壁も明の時代に建造されたもので、周囲の長さは、14kmあり、
    城壁の高さは、12mあって、城壁の幅は、12mから14mもあるらしい。

    城壁一周、マラソン大会でもしたら、楽しいかも。

    城壁の上には、レンタルサイクルもあり、自転車で城壁をまわることも出来ますが、
    いや、ここは、歴史を感じて、歩かなあかんやろ。
    と、歩いていましたが、そんな風な感覚を抱く事は、なかった。

    城壁から、老街と呼ばれる、古い町並みを再現した区域が見えるので、そっちに行きたいなと思い、
    少し歩いただけで、城壁を降りてしまいました。
    40元もしたのに、さっさと降りるなんて、もったいなが、後悔は、してません。

    城壁を降りると、胡弓を弾く老人。
    音色が、すごくキレイだ。別の世界に、来ているようだ。

    演奏が終わり、俺は歩き出した。
    老街と呼ばれる場所には、ユースなどのゲストハウスがあります。
    テラスには、中国では、あまり見かけない欧米人バックパッカーが、くつろいでいます。

    城壁にて

    老街と呼ばれる地域は、骨董品街なのか、書や絵画を売っている店が多い。
    それにかかわる道具を売っている露店や店舗も多い。
    特に欲しい物は、無いけど、ブラブラと歩く。
    今日は、風が強い日です。

    かなり歩き疲れたので、4時頃、部屋に戻った。
    ケルトでお湯を沸かし、日本から持って来た、コーヒーを入れる。
    中国は、コーヒーが美味しいというイメージが、ありません。
    それに、結構値段が高かったような記憶が、あります。

    そんなわけで持ってきましたが、大正解。
    10パックは、ちょうど敦煌でなくなった。

    コーヒーを飲みながら、フーッと一息。

    それにしても写真が撮れない。
    なんか、気分が乗り切れていない。
    たった10日間の旅、なんとかしないと。まだ2日目なのに、焦る。

    コーヒーを飲み干し、タバコを1本吸って、昨日浴びなかったシャワーを浴びた。

    夕方の5時半。
    さあ、昼間行った通りに行って、食べ歩きしましょう。


    宿から、鼓楼までは、そんなに時間は、かからないと思うけど、
    俺は、カメラをぶら下げ、遠回りをしながら、鼓楼を目指して歩く。
    まだ全然、日は暮れてません。夕方っぽくもない。

    宿周辺の通りは、ちょっとしたローカルな通りで、こんな通り、宿が近くになかったら、絶対に行ってなかっただろうと思う。
    菊花園、東県門、この辺りの通りは、地元の人たちで、賑わい、飲食店や魚屋、八百屋など、
    それなりの臭いで、ゴチャゴチャしていて、なかなか気に入りました。

    写真のスイッチも入ったので、モノクロで撮りながら、歩いています。

    鼓楼に到着したが、まだ時間は、早い。
    もう少し、日が暮れるまで、時間を潰そうと思い、道ばたでサンダルを買いました。
    おばちゃんが、編んで作った、サンダルです。確か、8元。

    これは、宿の部屋で使います。
    今回の旅で、唯一の忘れ物が、サンダルだったので、買えて良かったです。
    なんとか、ウエストバックに入りました。

    さあ、時間は、6時半。
    まだ、日が暮れたとは、言えませんが、夕方っぽくなったので、行きましょう!

    鼓楼の北側にある、北門院街へ。
    うわっ!人が多い。休日の心斎橋商店街くらいの人ごみです。
    ここは、お土産屋が多いので、帰りにでも見てみましょう。

    さあ、さあ、西羊市街へ。

    ええやん!この活気!人と物が、行き交っています。
    昼間よりも、少し、屋台が多くなっているのか?
    それよりも、人の数が、昼間と全然違う、ここも人が多過ぎー!

    俺も、人ごみの中へ入る。

    羊肉の串焼
    ウズラのタマゴ焼き

    何、食べましょう?
    今夜は、栄養やバランスなんて、考えません。食べたいもの、食べてやる。

    そんな中で、まず目を引いたのが、羊肉の串焼き。シシカバブです。
    牛肉の串焼きもあるのか。そっちの方が、安いんか。
    でも、羊肉にしようと、オッサンに「1本」と言うと、焼き始めてくれました。

    あー、楽しみ。結構、唐辛子や山椒を振りかけているので、辛そう。
    屋台の側では、焼き上がった串焼きを食べている人もいるので、はやくっ!って感じです。

    あっ、ついに焼けたか!と思った、その瞬間!

    なんと、オッサンは、俺が注文した羊肉串焼きを、後から来た中国人観光客に、渡していた。

    なんやねん、このオッサン。
    中国語が、話せたならば、絶対に、文句の10個くらい、言ってやるのに。

    もーええわ。ちゃうとこ行こ。

    すぐ近くの屋台で、けっこう大きめな、焼き上がったばかりの、シシカバブを買った。
    串から、外してくれて、コップの中に入れてくれる。
    それを爪楊枝を使って、いただく。

    うーん、美味しいな。なんて、言いながら、食べながら、通りを歩く。
    「これ、食べたいな。」なんて思いながらも、まだ羊肉を食べているので、食べ終わってからにしよう。

    しかし、噛んでも、噛んでも、肉はなくなりません。
    スジが多い。
    結局、食べ終わった頃には、通りの端まで、行っていた。


    さあ戻って、次は、ウズラのタマゴ焼き。
    ウズラのタマゴを5個をたこ焼きの型に入れて、焼いただけ。
    ウズラのタマゴを一気食い。2元か3元だったと思う。

    次は、なんかカステラみたいなのに、目がいきましたが、甘い物では、ないみたい。
    あんな、ぺらぺらに切ったのが、2元と言われると、食べる気が、なくなりました。
    写真だけ、撮っとこ。

    やっぱ、肉がええわと思い、今度は、小さな串焼き。

    何か飲み物が、欲しかったので、「酸梅湯」という、飲み物を飲んでみました。
    これが、冷たくて(冷たくないのもある)さっぱりしてて、美味しい!
    これは、今回の旅で、めちゃめちゃハマった飲み物です。
    行く先々で、売っていたら飲んでました。
    酸梅湯の素みたいなのが、あるので、絶対に買って帰ろう。

    屋台ばっかりじゃなく、お店にも入って、何か食べたいと思い、選んだのは、灌湯蒸餃です。(10元)
    蒸篭があるので、蒸し餃子かと、思ってましたが、
    限りなく、小龍包に近いもので、噛むと、美味しいスープが飛び出す。

    これも、美味しかったのですが、10個は、多かった。

    アーモンド
    ライトアップされた鼓楼

    おかげで、お腹いっぱいです。
    気合いを入れて臨んだわりには、たったこれだけで、食べ歩き終了です。

    あと部屋で、白酒を飲みながら、食べようと思い、アーモンドも買いました。
    40元の小さい方を買いましたが、メッチャ、量が多いです。

    最後は、鼓楼広場にあるマクドで、3元のソフトクリームを食べ、ほんまに終了です。
    鼓楼のライトアップ、キレイやん。

    今日一日、かなり色んな所に行き、疲れましたが、楽しかったです。
    2日目にしては、上出来です。
    なんか、短い旅のペースが、分かってきました。
    最初っから、最後まで、テンション上げて、行くってことです。