地図を見ると、今いる場所、朱雀門から、小雁塔へは、2キロもなさそうなので、
    歩いて行ってみようと、歩きましたが、思っていたよりも遠く感じたし、
    通りも、道路が広いだけで、写真も撮る事も無く、すごく時間の無駄遣いをしたような気分。

    小雁塔がある、薦福寺(せんぷくじ)は、西安博物館の中にあります。
    入場料は、無料でしたが、チケット売り場で、パスポートを提示し、帳簿に名前と国籍を書いた。

    あまりにも日差しがキツく、また暑くて、チケット売り場の近くにある売店で、珍しく、コーラを買って、飲みました。

    チケットを見せて、中へ入る。
    ただ広い公園って感じ、芝生と池があります。
    もっと近くで見たい、小雁塔が、遠くに見えます。

    一定の間隔で、墓石のような細長い石柱が、立っていますが、
    この石柱は、昔、ロバをつないでいた石柱だと知ったのは、旅を終えて、日本に帰って来てからだ。

    それにしても、ここも街中なのに、のんびりとしている。
    人も少ないし、緑もあって。癒される。
    でも、歩きすぎて、足が少し痛い。

    小雁塔にて

    小雁塔は、唐の時代に建てられた塔です。
    その他に、唐時代の建造物で残っているのは、大雁塔だけです。
    現代の西安に残っている、唐時代の面影が残っている建造物は、この二つだけなのです。
    もう1千3百年ほど、ここに建っているわけだ。
    あり得ない時の長さだ。すごすぎる。

    なんて思いながら、公園を歩き、寺院に着いた。
    赤と白を基調とした建物の後ろには、小雁塔が、そびえ立つ。

    少し、休憩。足が痛い。
    木陰の下にある石に腰を下ろして、ぬるくなったコーラを飲み干した。
    今日は、旅のウーミングアップとして、観光しているが、なかなかハードなスケジュールです。
    まさか、足が痛くなるとは。
    のんびりしているこの場所で、俺も少し、のんびりしよう。

    さあ、小雁塔へ行ってみましょう。

    途中で、さっきの墓石のような長い石柱が、乱立しているところを通った。
    そこが、まるで墓地のように見えたので、この石柱が、墓石のように見えたのだ。
    石柱の上には、色んな人が彫られています。
    その人専用のロバ繋ぎ石だったんでしょうか?

    小雁塔にて

    小雁塔に着いた。高い!43mあるそうだ。
    階段を上がって、一周まわってみた。
    レンガを積み重ねた塔には、落書きが、彫られている。
    こんな奴らが、いるから、柵ができたりしてしまうんですよね。きっと。

    塔の中は、入れるようで、入場料は、30元。
    俺は、中には入らず、今度は、階段を降りて、またグルッと一周した。
    土台となっている上部には、排水溝があり、水が真下に落ちるようになっている。
    もし下に人がいたら、ドバって掛かっていたのでしょうか?
    なんて想像しながら、歩いていた。

    博物館では、写真展をやっていたので、ここをメインに見ておりました。
    スナップ写真が多く展示されてあって、どれも上手で見応えがありました。

    さて、そろそろ行きましょうか。
    結局、小雁塔には、2時間もいました。
    ここが、西安観光では、一番良かったです。