旅の思い出〜カフェ・カルディにて

    写真を撮りながら、ブラブラとカトマンドゥの街を歩いている。
    街と言ってもタメル周辺ですが。
    車やバイクが、行き交う大きな通りの交差点には、携帯電話会社や化粧品会社の大きな看板。
    通りを闊歩する女性は、ハイヒールを履いていたりと、人々の生活は、7年前とは、だいぶん違ったように感じた。
    ケンタッキーが出来ていたのも驚いた。

    タメルは、相変わらず賑やかで、7年前と変わらない。
    7年前は、ここで多くの仲間と、大切な思い出ができた。
    タメルをブラブラと歩いていると、色んな事を思い出した。
    詳しくは、書かないが、ほんとに懐かしい。

    たまには、過去を振り返るのも悪くはない。

    今泊まっている宿も7年前に泊まったことのある宿だが、その時は、うるさかったので、1泊しか、しなかったな。
    今は、計画停電のおかげなのか、まあ静かです。


    部屋に戻って来た。
    洗濯物は、乾いただろうか?
    んーん。まだや。
    しょうがないなと、半乾きの洗濯物をロープから、取り込む。

    帰り支度をしようか。
    洗濯物は、リュックに入らなければ、捨てよう。

    それにしても色んな物を買ったな。
    カレンダー、ステンレスの食器、カーディガン、ポンチョ、CD、トレッキングシューズにスニーカー。
    姪っ子の服もいっぱい買ったし、紅茶、コーヒーにインスタントラーメン。
    カバンを一つ増やしおかげで、何とか服を捨てる事無く、荷物整理を終えた。

    これで帰国準備は、出来た。
    後は、今日の日記をネパールに滞在中に書くこと。
    俺は、ビニール袋に日記帳とガイドブック、筆箱を入れて、CAFE KALDIへと向かった。

    午後6時。
    日記を書く手を止めて、カフェ・カルディを出て、夕食へと出かけた。
    最後の夕食なので、いつも行っているレストラン、ニューオリンズ・カフェへ。


    カトマンドゥ滞在中の夕食は、ここへ来る事が多かった。
    店の雰囲気もけっこう好きやし、料理も美味しい。

    そのため、店員も顔を覚えていてくれて、つたない英語でだが、話もするようになった。

    まだクリスマスと新年の余韻から抜け出していない感じがする、店の中庭の席に着く。
    テーブルの上には、ロウソクが灯され、店の中には、色とりどりの電球が、バカンスを演出している。
    そんな欧米人が好みそうな店のメニューも欧米風です。
    この前は、ワイン飲んで、スパゲティを食べました。
    ここでは、ネパールにこだわる必要も無く、僕の中でも開放的になれる空間でした。

    最後だから、ネパールっぽいのを食べようなんて気はなく、僕が注文したのは、ハンバーガーです。
    ちょっと大きめのハンバーガーにサラダとフライドポテトが付いています。
    うん!美味しい。

    12泊13日のネパールの旅もいよいよ終わる。
    ネパール、メッチャ楽しかった。


    ナガルコットから見た、ヒマラヤの朝焼けに感動し、チャング・ナラヤンまでのトレッキングでは、
    景色もきれいだったが、親切な人ばっかりで、嬉しくて。

    中世の街並が残る、バクタプルは、歩いているだけで、もう感動もんで。

    ドゥリケルでは、街と人に癒されたし、何度もすれ違って、最後はお互いに笑うしか無かった女子高生も忘れられない。

    ポカラでは、ダンプスまで行き、ヒマラヤに圧倒されたことや、足が痛いながらもサランコットまで、歩いた事。

    サランコットからの、あの高低差のある風景は、ただ感動した。

    キルティプルでは、日本人旅行者達との出会い、楽しい昼食会。

    チベット一色に染まっていた、元日のボダナートの光景。

    そして、7年前のことを多く思い出させてくれた、タメル。

    最後に、帰りの飛行機で、出会った人たち。
    ほんと最後の最後に出会えたことに感謝です。

    もう、こんなに楽しい日々を過ごさせてくれて、ありがとう!ネパール。
    旅が、こんなにも楽しいなんて!

    終わり


    Asian Diary Nepal 2011
    2011年12月22日〜2012年1月3日