ポカラへゴー!
朝、5時半に起きた。
ネパールへ来てからというもの、まだ一度も爆睡していない。
今朝は、コンタクトも入れず、メガネなので、案外、準備は、早く終わった。
残った時間で、コイルヒーターでお湯を沸かし、コーヒーを飲んだ。
6時過ぎに、外へ出る。
外は、まだ暗いと思っていたが、ほのかに明るい。
手に持っていた懐中電灯をカバンにしまった。
これから行く、ポカラ行きのバス乗り場があるのは、Kanti Path(カンティ・パト)通りの名前だ。
ゲストハウスを出ると、すぐにリキシャーの親父に声をかけられた。
歩いて行ける距離かもしれないが、出来るだけ早くに、バス乗り場に着きたいので、
値段交渉をして、120Rsで乗り場まで、連れて行ってもらう。
バスが十数台は、停まっているであろう通りに着き、俺は、リキシャーの親父に150Rs渡し、
釣りはいらないと言って、バスの方へ歩き出した。
どのバスが、俺が乗るバスなんだ?
バスチケットを見せ、人に聞くこと数回で、俺が乗るバスにたどり着いた。
案外、時間がかからずに、たどり着けた。
バスに乗り込み、後ろから2番目の窓側の席に着く。
俺の隣りには、欧米人のボーイッシュな感じの女性が座っている。
7時過ぎに、バスは出発。ポカラへ向かって、走り出した
隣りの彼女が読んでいる本は、村上春樹の『1Q84』。
もちろん、日本語じゃない。
バスが走り出して、2時間半後に1回目の休憩があった。
トイレへ行き、ミルクティー(25Rs)を飲んでいた。
すぐ近くには、隣りの彼女が、階段に座って、食事をしている。
ピンクのパーカーを被っている彼女は、目立つので、移動のときバスに乗り遅れないように、目印にしよう。
ここで20分ほど休憩した後、バスは、再びポカラへ向かって、走り出した。
両側に木々が見える車窓からの風景は、あまり変わること無く、バスは淡々と、ポカラへ向かって走っている。
そんな風景を眺めながら、昨日、タメルのパン屋さんで買った、ドーナツを食べていた。
いつしか景色を眺めることに、飽きた俺は、気持ちがいいくらいの揺れに、眠気が生じ、ウトウトとし始めた。
左耳にピアスを二つ付けている隣りの彼女もウトウトとしているようで、たまに、俺の肩に、彼女がもたれかかる。
その瞬間、ウトウトがドキドキに。
1回目の休憩から、2時間半後、2回目の休憩。
お腹がすいた俺は、モモを食べた。(100Rs)
ここからは、遠いが、ヒマラヤも見ることができた。
あれは、アンナプルナだろうか?
1回目の休憩よりも長い時間の休憩をして、再びバスは、走り出した。
ムグリンと言う、小さな街を通過し、パンディプルの麓で、バスは停車。
ここで数人の乗客が降りた。
パンディプルは、旅の日程が、あと2日ほど長かったら、行きたかった街だ。
ポカラに近づくにつれて、気候が温かくなるのを感じた。
俺は、フリースを脱ぎ、オランダ人の隣りの彼女は、ピンクのパーカーを脱いだ。
眠たそうな彼女は、また俺に、もたれかかる。
隣りの彼女とも、色々とお話をしたいが、俺の英語力は、かなり低い。
残念ながら、これ以上は、なにもない。
カトマンドゥを出発してから、約7時間、
ウトウトとドキドキを繰り返した移動を終え、ポカラのバスパークに到着した。
だだっ広い、広場のようなシティ・バスパーク。
先ほどポカラに到着したバスの周りには、多くの客引きが取り巻いていた。
ゲストハウスは、決まっていなかったので、この客引きの中から、決めるのも悪くはないかも。
正直、自分の足で、ゲストハウスを探すのは、めんどくさいし、時間の無駄なので、最初に声を掛けて来た人の所へ行こうと思う。
バスを降りると、多くの客引きの出迎え。
数人の客引きから、ゲストハウスの名刺をもらい、ガイドブックの地図で場所を確認する。
最初に声を掛けて来たオッサンが、宿までバイクで乗せてくれると言うことなので、
レイクサイド北の中央のあたりにある、『HOTEL TENZING HILLARY』へ行くことに決めた。
リュックを背負ったままバイクにまたがり、数分走ること、着いた。
予想以上に、キレイな感じの3階建てのゲストハウスだ。
部屋を見せてもらうと、とても奇麗。トイレ&シャワーも部屋にあり、これも広くてキレイだ。
大きな窓からは、太陽の光が降り注いでいます。
値段を聞くと、1泊=600Rs
悪くない。ここに決めた。
早速、コイルヒーターでお湯を沸かし、コーヒーを飲む。
この部屋で、600Rsは、お買い得かもと思ってましたが、窓の外は、バルコニーになっていて、
誰もが通れるスペースなので、カーテンを閉めていた方が良さそうだ。
コーヒーを飲み終えた俺は、出かける準備。
メガネを外し、コンタクトを入れて、ローライ35Tを持って、さあ行こうか!
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