久しぶりに外国に来たという感じではなく、やっと着いたという、疲れた気持ちの方が、かなり大きい初日の夜だ。

    中国だからと言うこともあるかもしれない。

    たいして言葉が分かる訳でもないが、立ち並ぶ建物には、漢字の看板があって、
    なんとなく理解できたり、日本と同じように、街は、明るかったり、人々の服装も今風やし、
    また中国人(漢民族)は、日本人とあまり変わらない顔立ちをしているせいでもあるかもしれない。

    まあ、それも理由ですが、

    一番大きな理由は、中国へ来るのは、5度目だからである。
    しかも、過去3回の旅は、滞在日数も2ヶ月前後だったりと(チベット含む)、かなり長かった。

    要は、慣れているのです。

    しかし、上海浦東空港で、ターミナルを間違えていたのは、かなり焦った。
    ターミナル1から、ターミナル2まで、リュック背負って、走りました。

    ギリギリでは、なかったが、あまり余裕もない状態で、西安行きの飛行機に、乗る事が出来た。

    西安は、ずっと行ってみたかった所で、今回、初めて行きました。
    どんな所かは、だいたいは、想像できていたのですが、いやー、これほどまでに大都会とは、驚きです。

    街の中心にある鐘楼

    西安の威陽空港に降り立ったときは、あまりわけが分からず、美倫酒店のシャトルバス(26元)に乗って、街中へ行く事が出来た。
    空港から、街中までは、夜も遅いこともあって、タクシーで行かないといけないかもと思ってましたが、
    正直、すんなりバスに乗れて、良かったと思った。

    上海浦東で、両替しといて良かった。
    レートは、ちょっと悪かったけど、スムーズに行けた。

    もう夜の11時近くだと言うのに、街に近づくにつれて、渋滞がひどくなる。
    見覚えが、あるような、ないような、中国のどこでもあるような街並みをバスは、走る。

    車窓からの景色の先には、長い城壁が、ライトアップされている。
    西安の街に着いたのだ。
    なんか、ちゃっちいライトアップですが、城門にさしかかった時は、睡魔もぶっ飛んだ。
    オレンジ色のライトが、城門を浮かび上がらせて、旅人の心を沸き立てる。

    これが、西安か。威圧感のある城門と城壁が、どこまでも続いている。

    もう時間は、夜中の12時に近い。
    それなのに、街中は、明るく、車も人も行き交っている。
    なかなかの都会っぷりに、あっけにとられていたのも束の間、バスを降りたとたんに、客引きのねえちゃんに声をかけられ、
    「今から宿探しも、面倒だ。」と考え、バスを降りた場所から、そう遠くはない、所にあるホテルへ車で、連れて行ってもらった。

    大通りと鼓楼

    場所は、いまいち把握できてないが、まだ建築中のホテルの部屋は、かなりキレイで、部屋に、パソコンまで置いてあり、インターネットも可能だ。

    今回の旅は、貧乏旅をする気は、全くなく、1泊=200元前後で、泊まれれば良いと思っていたので、
    1泊=218元のこの部屋は、かなり良い。

    リュックを置いて、飲み物などを買いに、外へ、さすがにこの時間に開いている店は、少ないが、近くの売店で、ビール、

    白酒を買って、部屋に戻った。

    今日は、これ飲んで、もう寝よう。
    明日からや。